2010.08.19 Thursday
リノベーションという言葉をよく耳にするようになったのは、 数年前からの話でしょう。 リノベーションとは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、 用途や機能を変更して性能を向上させたり価値を高めたりす ることです。建物の経年にともない、時代に合わなくなった機 能や性能を、建物を建て替えずに時代の変化にあわせて新 築時の機能・性能以上に向上させることともいえます。 私も最近リノベーションの設計に携わりました。 名古屋の築30年のマンションの一室のリノベーションです。
外観はきれいな真っ白の外壁で築年数の古さをあまり感じさ せないですが、室内のプランはあまり大きくない面積を3LDK の部屋で区切っているので窮屈な印象でした。 そこで、壁を取り払いスケルトン状態にしてから1LDKの間取 りにリノベーションするプランを提案しました。 玄関に入ると既存のレトロな照明が出迎えます。 玄関を抜けるとワンルームの空間になります。 あえて天井を低く抑え、通路を狭くすることによって奥行きの ある空間を演出しています。 壁がほとんどなく、唯一ある部屋の壁も上部はオープンにし ているので風がよく通ります。部屋は6階にあるので見晴ら しもよくとても気持ちのよい空間になりました。 リノベーションの設計は、新築の設計のように一から設計す るわけではないのでいろいろと制約が出てきます。しかし、 その制約があるからこそできることもあります。 その建物だからこそできる新しい空間を見つけ出すことが、 リノベーションの魅力なのだと思います。 From Kusunoki
- -